カービングスキーって、今までの滑り方を変えなくちゃいの?


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■■    【週末スキー 楽々♪上達レッスン】

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「貴女にはこれ以上、ムダなお金と時間をかけてほしくない・・・」


     誰も教えてくれなかった、スキー上達の真実?


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 「いままで教わったことは、全部忘れてもイイかも?・・・」

 ◎スキーが上手くなりたいけれど、
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    【週末スキー】【省エネスキー】【楽々♪上達】


  「今までナイショにしていてゴメンなさい (*_ _)人 」
             by 元プロスキーインストラクター


    ●第001号●2009年10月16日発行●


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■ 目次 ■

・本日のテーマ
【1】昔のスキー(?)は「外スキー」でターンする
【2】「カービングスキー」の登場
【3】「内傾してるよ?」「後傾だよ?」「ターンがズレてるよ?」!
【4】ここまで読んで、納得いかない人が多いと思います
【5】スキーの基本は変わっていません!
・本日のまとめ
・次回のテーマ
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■■ 本日のテーマ  
■■ 「カービングスキーって、
■■  今までの滑り方を変えなくちゃいけないの?」
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【1】

昔のスキー(?)は「外スキー」でターンする

 100年以上前に、スキーが生まれ発展してきましたが、
 いつの時代もトップレベルのスキーヤーは、
 「外スキー」に体重をのせ上手に「ターン」をしていました。

 「外スキー」を安定させ、「外スキー」をズラさないように、
 そして「外スキー」を走らせることで、
 安全な滑り、きれいな滑り、色々なリズムの滑り、力強い滑り、
 切れのいい滑り、コブの滑り、深雪の滑り、速い滑りを目標に♪

 それは「アルペン(競技)スキー」でも、
 日本独自の「基礎スキー」でも同じことでした。
 「いかに外スキーにのって、切れのいいターンを仕上げるか?」

 つい何年か前までは、あの、ただの棒のような、
 2メートル近くもの板で、小回りも、コブ斜面でも、
 どこでも滑り降りるために、日々技術を磨いていましたネ。
 ところが・・・


【2】

カービングスキー」の登場

 10年ほど前からスキーの形が大きく変わりました。
 「カービング(形状の)スキー」が主流になりました。
 最初はアルペンスキーで使用され、
 続いて一般のスキーヤーにも普及しましたね。

 長さは短くなり、スキーの前後が太くなり、
 簡単にターンができる板になりました。

 「外スキーに体重をのせなくても、
 ちょっとエッジを立てれば簡単に曲がる・・・」
 とか、
 「スキーレーサーのように、広めのスタンスで滑ると、
 ターンが安定する・・・」

 「内スキーの使い方がカービングターンのコツ・・・」

 「昔の板より、切れる!、走る!、ターンが楽!」

 「同時操作、抱え込み、2軸、ストローク・・・」

 などなど、新しい用語も増えちゃって(´;ω;`)ウゥゥ


【3】

「内傾してるよ?」「後傾だよ?」「ターンがズレてるよ?」!

 でもね、ちょっと待ってください!
 カービングスキーが登場して、
 当然?滑り方が変わってしまったとでも言うのでしょうか??

 スキー学校のセンセイや、上手な人から、
 次のような「カービングターンの滑り方」を、
 アドバイスされたことってありませんか?

 ・・・外スキーだけじゃなく内スキーにも体重をのせるのがコツ

 ・・・両方のスキーのエッジを同じように立てるとイイよ。
    ほら?勝手にターンが切れていく!

 ・・・ターンの前半は上半身を積極的にターンの内側に!

 ・・・ターンの後半はカカト荷重でターンを仕上げよう!

 実は、これらのアドバイスに従って、
 一般のスキーヤーが「カービングターン」をしようとすると、

 【大問題1】「体が内側に傾いてる(内傾)よ?」

 【大問題2】「腰が落ちちゃって、それじゃ後傾だよ?」

 【大問題3】「腰や上半身がターンの内側に向きすぎ!」

 【大問題4】「両方のスキーがふらふらしてない?」

 なんと、なんと!?
 これらは全部「やってはいけないスキー操作」なんですネ。
 昔っからこれらをしないように、
 私たち指導者は生徒さんたちに指導していたものでした。

 一般のスキーヤーのほとんどが、
 「外スキー」を中心に体重をのせてターンをするという
 基本ができていないのに、
 「内スキー」にも体重をのせてターンするようになってしまい、

 そして結果は・・・


【4】

「ひとつもカービングしていない!!」

 【大問題1】〜【大問題4】みたいな滑り方では、
 当然そうなってしまうことがお分かり頂けますでしょうか?

 それでは、もう一度おさらいしてみましょう。
 現在多くの一般スキーヤーは、次のような問題を抱えています!


 【大問題1】「体が内側に傾いてる(内傾)よ?」

 「内傾」とは「体がターンの内側に傾きすぎる」状態のこと。
 これは「両足(スキー)のスタンスを広く」して、
 「内スキーにも体重をかける」滑りが良いとされることに、
 原因があります。


 【大問題2】「腰が落ちちゃって、それじゃ後傾だよ?」

 「後傾」とは「スキーの後ろに体重がのる」状態のこと。

 「両足(スキー)のスタンスを広く」して、
 「両スキーのエッジを立てる」と、自然と
 「腰が後ろに下がり」気味になります。

 さらに「ターンの後半はカカトに荷重」して、
 「スキーを走らせる」ことを目標にしたりするので、
 ますます腰が下がっていく原因になります。


 【大問題3】「腰や上半身がターンの内側に向きすぎ!」

 「腰や上半身がターンの内側に向き」すぎることを、
 「ローテーション」と呼びます。

 ターンの前半では、体を積極的に谷のほうへ向けていく動きが
 必要なときがあるので、一概にダメとはいえません。
 けれど、必要以上に体を内側に向けたり、
 ターンの後半に「ローテーション」すると、
 次のターンを連続することが難しくなる原因となるのです。


 【大問題4】「両方のスキーがふらふらしてない?」

 ターンの最中にスキーがフラフラしているということは、
 きちんとエッジで雪面を捉えてはいません。
 「スキーがズレている」状態なので、
 スピードを速くしたり、思い通りのターンを描いて、
 安定して斜面を滑り降りることはちょっと難しいですネ。

 「ターンがズレ」ていては、残念ながら「カービングターン」
 になっていませんよね?
 せっかくのカービングスキーなのに・・・
 もったいないと思いませんか?


 あなたは、これらを指摘されたことがありませんか?
 似たようなアドバイスをされたことがありませんか?
 けれど、このようなスキーの技術、スキー操作の方法では、
 とても多くのスキーヤー(上級者でも!)が、
 このような【大問題】を抱えてしまっています。

 教わった「カービングスキー」の滑り方のコツが、
 ナント!昔から「やってはいけない」の代表的だったのです。
 
 「カービングスキー」の滑りをしているつもりなのに、
 「内傾」「後傾」「ローテーション」になってしまっては、
 これでは、どんな超一流のスキーヤーでも、
 スキーをカービングさせることなんてできません!!
 ムリですっ o(`ω´*)o (プンプン)!!

 トップスキーヤーが決してしていないことを、
 一般スキーヤーがやってしまっているのです!
 これではいくら練習しても、
 スキーが上手になるわけがないじゃないですか!


【4】

ここまで読んで、納得いかない人が多いと思います
たくさんの「疑問」や「反論」が聞こえてきます・・・

「だったら、トップスキーヤーがやっているカービングは何なの?」

「彼らの滑りを研究し、分析したノウハウを真似してるのよ!」

「全日本のデモに教わったカービングの技術だから、間違いない!」

「雑誌やDVDの解説どおりに滑っているから、大丈夫!」

「あなたが何と言おうと、自分の滑りはカービングターンだ!」

「いい感じにターンだって切れてるし・・・」

「ターンしたあとのシュプール(軌跡)だって、
 クッキリときれいに彫れた2本の跡が残ってる!」

 などなど・・・・・・
 こういった声を否定するわけではありませんが、
 今の段階で一言だけ申し上げておくとすれば、それは・・・


 「あなたにとって必要な技術と、最適な運動は、
 トップスキーヤーとは同じものではない」


 ということです。(キッパリ)

 なぜなら、
 一人ひとり、体力、筋力、骨格、運動能力が違います。
 パット見て、同じように見えるトップスキーヤーの滑りも、
 人によってそれぞれ特徴があり、同じ滑り方ではありません。

 つまり、あなたに合った滑り方でなければ、
 「カービングターン」も「ズラす滑り」も、
 整地、コブ斜面、深雪、アイスバーンでも、
 思うようにターンは出来ないということなんです。


【5】

スキーの基本は変わっていません!

 ちょっと(劇的に?)形が変化した2本のスキー板ですが、
 左右のエッジを上手に使って、
 昔とそれほど違わない形状のスキーブーツを履いて、
 2本のストックを両手に持って、バランスを取りながら、

 様々な自然が作り出す、二度と同じ条件のない雪の斜面を、
 それぞれが思い通りのターンで、自分の気持ちいいスピードで、
 風に自然との一体感を感じながら滑り降りるスポーツ・・・
 それがスキーの醍醐味だと思います♪

 板の形状が変わったと言っても、
 スポーツとしての本質は変わっていません。
 だから、

 「スキーの基本は、変わっていない」

 と断言できるのです。

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■■ 本日のまとめ  
■■ 「カービングスキーも滑り方の基本は変わっていません。
■■  ナゼって?
■■  実はネ、20年も前からトップスキーヤーは、
■■  昔のスキー板で「カービング」してたんですよ〜」
■■  (見た目はずい分違って見えますけど、
■■   そのへんの体験談などは次回以降で・・・♪)
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■ 次回のテーマ ■

 指導者の皆さんも、上級者も、全てのスキーヤー必読!!

 「間違った情報」に、一般スキーヤーが踊らされています!
 トップスキーヤーの滑りに惑わされてはいけません。

 近年の「技術スキー界」の変化の大きな特徴は、
 トップスキーヤーが我々に見せてくれる、
 「スキーの演技」なんですヨ〜!

 な? 「 演 技 !」 ??

 「さらっと」爆弾発言?してしまいました。
 何言ってるの? とお思いの方もいらっしゃるでしょうネ。
 それでは、次回からの【メルマガ】で、
 そのナゾが解き明かされます!
 お楽しみに♪